2019年を振り返る

仕事がそこそこ盛り上がっていることと、副業もやっていてギリギリまで仕事が納まらなかった。なんとなく大掃除をして、紅白とガキ使を断続的に入れ替えて見ていたら振り返りを書こうという気持ちになったので書いておく。2018年は時系列で振り返っていたが、2019年はテーマごとにピックアップする形にする。そば茹でてたら年内に間に合わなかった。

仕事

2018年のテーマはレガシィとの向き合いだった。ここで言っているのはレガシィなシステムやソフトウェアのことだと思ってもらえればいい。レガシィ大変。過去の経緯に引っ張られることで、崖に一人取り残された気持ちで仕事をするタイミングがちょこちょこあった。京都で新規建造物を作ろうとしたら地下から出土品が出てきて、出土品の調査をしつつ新しい建造物(ソフトウェア)を作っていくような仕事の様子ですと振り返りの中で表現した。物理的な建築物と違ってどちらも同時に進められそうに思ってしまうから不思議だ。幸いなことにこういう気持ちになったことをある程度正直にチームの振り返りで話すこともできているし、かなり手助けを得ることが出来ている。本当にチームに感謝している。こうしたレガシィとの向き合いを少しはブログにまとめることができた。

https://blog.hokkai7go.jp/entry/regeneration-legacy-reverse-proxy

このブログを書いたのは2月だったが年末にかけてもっとヘビーなものと闘うことになる。これはまだ終わっていないのでまとめられていない。いつかアウトプットしたいと思う。2019年はいくつか登壇することができた。これまで自分の引き出しになかったスクラムやチーム関係の話題での登壇に挑戦できたし、内外の反応も良かったようでうれしい。

https://blog.hokkai7go.jp/entry/sre-lounge8 https://blog.hokkai7go.jp/entry/devlove-kansai-sre-scrum https://blog.hokkai7go.jp/entry/jtf2019-hatena-sre-scrum

はてなインターンでメンターを初体験できたのもよかった。

私生活

2019年の年始から京都に住み始めて10ヶ月で大阪に引っ越し結婚した。大きく人生が動いたしどんどんと生活の拠点が西に動いていっている。西日本なんか良いです。JAL修行を完了できたのもよかった。

ライブ

2019年は18回くらいライブに行ったらしい。WHY@DOLL解散の前に見ておけてよかった。だいたいBiSH関係だけどそれ以外だとエヴァンゲリオンのオケはよかった。昔行ったスターウォーズのやつと同じくらいワクワクした。2020年もそこそこライブ行きたい。

はてなSREチームにおけるスクラムの実践というタイトルでJuly Tech Festa2019に登壇します

こんにちは id:hokkai7go です。この記事は、はてなエンジニア Advent Calendar 2019の7日目です。

掲題の通りですが、「はてなSREチームにおけるスクラムの実践」というタイトルでJuly Tech Festa2019に登壇します。一つ前のエントリで触れていた、定期的な振り返りの振り返りはこちらの登壇内容に関係したものでした。自分の発表は会場Cにて、13:00-13:45(45min)の枠です。

2019.techfesta.jp

話す内容

資料はこちらです。

http://slides.hokkai7go.jp/jtf2019-hatena-sre-scrum.pdf

直リン注意。(蛇足ですが、これまでSpeakerdeckを使っていましたが、日本語フォントの中身が白っぽくなり、スカスカになってしまう現象があったので資料をそのまま共有する形にしてみました。)以前DevLOVE関西で話したもののパワーアップ版となっています。チームビルディングの話題、スクラムの実践に関する観点、振り返りの振り返りをしてみた内容などを追加しました。

元同僚のゆううきさんに以下記事でDevLOVE関西での発表資料を紹介してもらえました。ありがとうございます。

employment.en-japan.com

 

ゆううきさんの記事には以下のように書かれています。

SREではトイルを削減したり、システムの停止時間を短くしたりするため、ソフトウェアエンジニアリングに注力することになります。このため、ソフトウェア開発でよく用いられるアジャイル開発のようなプラクティスを適用する流れは、自然な成り行きと言えるでしょう。

まさにこの通りです。スクラムのプラクティスや、独自で始めた取り組みとそれらの理由や効果などをお話します。以前の発表についてはこちら。

blog.hokkai7go.jp

 

次の はてなエンジニア Advent Calendar 2019 の担当は id:kouki_dan です。お楽しみに!

定期的な振り返りの振り返りをやってみたら面白かった件

スクラムの実践に関する登壇資料を作っている。正確には以前発表した内容の解像度が低い部分について分析して、より明確な内容にして発表資料をパワーアップさせているという方が実態にあっている。

自分がスクラムマスターをやっているチームのあるタイミングの振り返りから、自分たちのスクラムのプロセスを変えようとする発言が出てくるようになったのだがその理由を探るために、過去15回分くらいの振り返りシートを振り返ってみた。 (自分がスクラムマスターをやっているチームではKPTというフレームワークを使い、2拠点つないで振り返りを行うためスプレッドシートKPTを記入して振り返りを行っている。) すると、あるタイミングから目線がチームに向いている発言がちらほら出るようになってきたことに気がついた。何が要因なのだろうとチームイベント等を分析してみたところ、新しいメンバーが入るタイミングで他チームからファシリテーターを呼んでチームビルディングをしたこととか、他チームからファシリテーターを呼んで振り返りを行ったことが要因の一部として考えられるのではないかと思うようになった。

他にも要因として考えられるものはあったのだが、確信してると言うには弱いかなと思うものなのでここでは省略したい。

言うまでもなく、チームやメンバーの置かれている状況、ファシリテーターの技量によるところも大きいのだが、外部からファシリテーターを呼ぶことの意義は大きいのかもしれないと思えたのだった。また振り返りの振り返りをやったことで気がつくことがあればこうして記事を書きたいと思っている。

型に不慣れな自分がGo言語でハマったところ

たまには失敗というか躓いたことも書いておこうと思ったので記事にしてみた。

 

これまで社内勉強会とかでスターティングGo言語の読書会とかはやったことがあり、なんとなく触れると思っていたのだが本番環境で動くコードを書く段になったところ大いにハマったのでその記録をしておこうと思う。

 

型合わせに時間が吸われる

一番苦しんだのはこれだと思う。

VS CodeのGo言語用拡張などをインストールしていたが、ある程度慣れてないとコンパイラやLinterが怒っている意味さえも掴みきれなかった。会社SlackでGo言語チャンネル等で質問して助けてもらうことが何度かあった。

 

Rubyで言うpry/irbで小さなコード片を書いて試しながらプログラミングしていくスタイルがとれなかったことでガクッと効率が落ちた

 慣れているRubyでプログラミングするときにはpryやirbで変数の中身を見つつやっていっているのだが、こうしたスタイルでの開発ができてなくて最初のうちは困っていた。しかし今ではデバッガを使うことを覚えたので幾分かマシになっている。しかもgo replで調べてたらgoreというものがあることを知った。うちのCTO氏製ツールじゃん。使っていこう。

www.google.com

 

ドキュメントを読む際の勘所がわかっていない

イマイチ説明が難しいが、Go言語の公式やSDKのドキュメントを読み解くのに時間がかかっていることに気がついた。

 

ポインタを扱うのが久しぶり過ぎて忘れていた

https://future-architect.github.io/articles/20190713/

この記事を見てポインタのこと完全に思い出した。

 

Table Driven Testをはじめとして、テストがとっつきにくいと感じた

言語化むずかしいけどテスト書くタイミングで手が止まりがちだった。

 

まとめ

趣味で触る範囲ではハマらなかったであろうが、仕事だからあれこれハマって勉強になったという体験をできた。達人プログラマーで、全然違うプログラミング言語触ってみるといいといったことが書かれていたが本当にやってみるといろいろあるなと思った。

大阪府民

Twitterには逐一書いていたが、京都から大阪への引っ越しを終えた。京都には10ヶ月ほど住んでいたことになる。上京区の堀川今出川というところに住んでいたがとても便利な街だった。ありがとう上京区。うち大阪府民になります!

親しい人や、直接会う機会のある人たちには伝えていたのだが、つい先日結婚をしたので一緒に住むための引っ越しだった。

結婚には苦労せんやろとなぜか思い込んでいた20代前半や、出会いのなさに苦労していた20代後半を経て30代の早期に結婚できたのは良かったと思うのと同時になんか不思議な感じもしている。

東京でのシェアハウスでの生活を終えて京都に引っ越すときに一通りの家財道具は揃えたのだが、IHな家になるなど必要なものは意外と出てきた。ということで、もし何らかの気持ちがある人はウィッシュリストから何かを贈ってもらえるとありがたい

https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/ZK3O4JR9QMB4?ref_=wl_share

 

空港に泊まる

空港に泊まる

突然だが、今日は空港に泊まるという話について書きたいと思う。みなさん空港に泊まったことはあるだろうか。僕はあります。2回ほど。空港に泊まると言っても、荒天などで足止めを食らって空港のベンチで夜を明かしたとかではなく空港に併設された宿泊施設に泊まることを言っている。

  • 一度目は修行中に新千歳空港のエアポートホテル
  • 二度目はファーストキャビン 羽田ターミナル1

この2回だ。

新千歳空港のエアポートホテル

JALの修行と他の用事で北海道に行った際、新千歳空港温泉の休憩所で夜を明かして翌日の飛行機に乗る想定でいた。しかし新千歳空港温泉が満員でこの計画が潰えた。しぶしぶエアポートホテルに泊まったのだが、窓からは駐機中の飛行機が見えるし朝ごはんにはカツゲンが出るわでいい体験ができたのだった。またどこかのエアポートホテルに泊まりたいなと思っている。

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上の写真のように、朝日とともに飛行機を見られるということは少ない気がする。エアポートホテルに泊まったときか、頑張って早朝便に乗るときくらいなんじゃなかろうか。なんか良いものを見た気持ちになった。

ファーストキャビン 羽田ターミナル1

まさに今日泊まっているのがこれだ。ちょっといいカプセルホテルという感じがする。20:30ごろに羽田空港に着いたのだが、電車やバスに並ぶ人々を見ながら時間に追われずにゆったりとした気分で空港内を歩いているのは不思議な気分だった。閉店ギリギリでご飯を食べて、コンビニでビールを買って展望デッキに行った。夜の空港は航空灯火がとてもきれいで良い。ずっと見ていられるなと思ったが、22時で展望デッキは閉まってしまう。

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news.line.me

部屋はこんな感じ。寝るだけならわりと快適だと思う。 f:id:hokkai7go:20191009231737j:plain

空港でお風呂に入る

ここからは完全についでなのだが、みなさんは空港でお風呂に入ったことはあるだろうか。僕は3箇所で入ったことがある。空港でお風呂に入るとわかるが、体をきれいにして飛行機に乗れるのはとてもありがたい。

この3つだ。

新千歳空港温泉

新千歳空港は隣に航空自衛隊千歳基地があり運がいいと戦闘機のジェット音を聞きながら露天風呂に入ることができる。サウナも水風呂もあり施設もキレイで、新千歳空港でたっぷり時間があるならぜひ入っておきたい。

ソウル仁川国際空港のSPA ON AIR

ネットによるとなんかリニューアルしたらしい。上海に行くトランジットにめちゃくちゃ時間があり、ソウル市内に行くだけでも時間を余らせたのでお風呂に入ってリフレッシュすることにしたのだった。

xn--t8j9d2c.com

ファーストキャビン 羽田ターミナル1

大浴場はあるけど、ファーストキャビンのために作ったとは思えないので、もともと空港職員向けの宿舎とかだったのだろうか。

最後に

なんか思いつきで書いた記事だけど、空港に泊まったり、空港でお風呂に入ると気持ちをリフレッシュしたり、非日常を味わえるので未体験の方はぜひやってみると良いと思うということが言いたかった。

SREチームにおけるスクラムの実践というタイトルでDevLOVE関西FearlessChange実践編に登壇します

こんにちは id:hokkai7go です。掲題の通りですが、10/4に大阪のシナジーマーケティング社で行われる DevLOVE関西 FearlessChange実践編 に登壇します。

devlove-kansai.doorkeeper.jp

小芝 敏明(@bash0C7official)さんにお声がけいただき、今回の登壇が実現しました。小芝さんと一緒の勉強会に登壇できるだなんてとてもありがたいしうれしいです。

話す内容

SREとして日々割り込みを処理しつつ、技術的負債の返済や新しい仕組みの導入といった予定されたエンジニアリングタスクに取り組んでいます。そのためにスクラムの手法を取り入れています。プロダクトオーナー兼スクラムマスターの上長からスクラムマスターを引き継いだときから現在に至るまでに取り組んだこととチームの変化についてお話します。

資料はこちらです。

speakerdeck.com

以前、割れ窓タイムの紹介をしましたがその他にもたくさんの改善をチームで行いました。Fearless Change のパターンに沿いつつ、なぜ改善を行ったのか、その結果どうなったかを紹介します。この半年以上の取り組みについてまとめることができてうれしく思っています。

割れ窓タイムについての詳細はこちらをご覧ください。

blog.hokkai7go.jp