認定スクラムマスターになれました

こんにちは id:hokkai7go です。これまでSREチームでのスクラムの話をしてきておりましたが、スクラムマスターとしては無免許でした。社内のすくすく開発会(スクラムに興味のある人達の集まり)や知人に相談してやってきていたものの、スクラムについて深く知りたいと思う気持ちがありました。

blog.hokkai7go.jp

blog.hokkai7go.jp

そんな中、つい先日認定スクラムマスター研修を受けることができ、(試験に合格したので)無事に認定をもらうことができました。

研修を受けてみての感想

もともとはオフラインでの開催予定でしたがオンライン研修になりました。 講師のJames CoplienさんにはRegional Scrum Gathering Tokyo 2020で一度お会いして直接話すことができていたので、ある程度人となりがわかっていてよかった気がします。どの講師の研修を受けるとよいのかについても、社内のすくすく開発会で事前に相談できたのがよかったと感じています。

blog.hokkai7go.jp

2枚めの写真に私がいます

とてもパワフルな研修でした。4日間にわたって半日溶けると仕事のスケジューリングの面でも、体力もじわじわ削られていきました。しかしこれまで見様見真似でやってきていたことが、以後は自信を持ってやっていけるというのはとても心強いことだなと感じています。また同僚とともに受講できたのもよかったことでした。同僚のおかげで議論や質問が活発になっていきました。

これからの実践が大事だと思うので、今後も社内外のスクラム関連コミュニティに参加して理解を深めていきたいと思います。

鼻うがい

(コロナ禍によるものなのか知らないけども、最近は仕事以外で日本語を書くことから逃げているので敢えてアウトプットしてみようとするものである)

以前、鼻うがいのメリットを説かれても避けていたのだが、一年の中で花粉症と格闘している期間が長い生活を送ってることもあり鼻うがいをやってみることとした。つまり、花粉は吸い込むことがあるものとして、安全な家においては過ごしやすくしようと考えた結果である。

 

近所で買ってきたのは、小林製薬のハナノアだった。

 

 

ドキドキしつつブシュっとやってみると意外と痛くない。体液に近い成分にプラスして少しスースーする洗浄液が心地良い。しかしまだためらいがあるので、噴出させた液が戻ってきてるくらいの感覚でしかなかった。

 

今では慣れてきており、反対の鼻の穴から洗浄液が出てくるくらいになっていたり、洗浄液が無くなったので生理食塩水を自作して使うようになったくらいだ。

気がつけば鼻うがいが大好きになっている自分がいた。花粉がある限り、自分は鼻うがいを続けていくのだろうと思う。

 

お題「#おうち時間」でした

最近気がついたこと

自分が決まって一年半で燃え尽きたり、転職してきたのはなぜなのかと考えてみた。なんとなくそれっぽい答えが得られた気がしている。

入社直後のスタートダッシュタイミングで、期待されることも多いしその期待に応えたいので、やれること、やりたいことの範囲を広げていった結果、やりたくないことの範囲にかかったり、やることが多すぎるようになるのがだいたい一年半経ったくらいなのではないか。というところに至った

話は変わり、最近の課題について。

仕事での自尊感情を得にくい。普通にやっているくらいでは普通の評価しかもらえない、感謝ベースでコミュニケーションがまわっているわけではないので仕事をやった達成感や嬉しさを感じにくい(自分はここらへんを一番大事にしていることが最近わかってきた)。仕事でアガる体験が最近少ない。モチベーションの谷にいる。ここから再びモチベーションを得たいのだが、あまり手立てがわからずに困っている。

ポストモーテムを読む会を始めた

社内でポストモーテムを読む会を始めた。個人の取り組みとして、週に一度30分~1時間でやっている。イメージとしては大学の先生のオフィスアワーのように、とりあえず社内に向けてオープンにしてやっている。誰かを巻き込むことは重要視していないので、自分だけで継続することを大事にしている。目的等は以下の通り。

  • 目的: よりよい障害対応ができるようになる。これを達成できるようになるためにまずはポストモーテムを読む。
  • やり方: 個人の取り組みとして、週に一度30分~1時間でやる。ひっそりとhangoutで配信する
  • 扱う対象: SRE本のポストモーテムの章、社内の障害一覧、社外のポストモーテム、PagerDutyやNewRelicのベストプラクティス、SREcon資料、他業界の資料等

以下は、会を行うたびにScrapboxに取っているメモのテンプレ - 見たやつ - 今後みたいやつ - 新たな発見と提言

これまでに見たもの

最近ようやく社外のポストモーテムを読み始めることができている。良いポストモーテムとはなにかというのが自分の言葉で語れるようになったと感じた頃合いで社内の障害一覧からどれかピックアップして読んでいく活動に入っていきたいと思っている。あまり社外のポストモーテムのリンクを知らないので、これ良かったよというポストモーテムをご存じの方がいたら教えてもらえると嬉しい。

結婚式と新婚旅行でハワイに行ってきた

ハワイに行くのも、一週間仕事を休んで海外のリゾート地に行くのも初めてだった。ハワイはとても良くて滞在時間が足りないくらいだった。仕事に関する通知を軒並みオフにして行ったのもあり、余計に良さを感じた。COVID-19の影響で、空港もラウンジも入国審査も、ホノルル市内もガラガラで待つストレスが極端に少なかったことも良かった。 結婚式の日まではとても天候もよく、式場周辺の公園での撮影も式もすべて良かった。結婚式関係の写真は特に貼りません。

カロリーも大変良く摂りました。エッグベネディクトという料理がうまいことを知った。再現したい。

嵐が来た様子

嵐が来たことで僕が唯一オプショナルツアーで希望した飛行機操縦体験がキャンセルになった(次回ハワイに行く理由にすることにする)ことと、COVID-19の影響がハワイにもやってきて、ハワイ最後の夜はレストランがテイクアウト対応を始めたりと、全てが良い状況と言える訳ではなかった。ちょうど僕らが帰国した頃、ハワイアン航空の一部路線(ちょうど両親が乗ってきた新千歳-ホノルル便など)が欠航となることが発表されたり、数日前まで滞在していたホテルが営業停止することになったりと、かなりギリギリのタイミングだった。

出発前にキャンセルすることも考えたのだが、いつまで延期していいのかわからないことなどから、予定通り行くことにしたのだった。不要不急ではないし。渡航自粛が出る以外のキャンセルだと、キャンセル料を取られることも気になっていた(航空会社のキャンセル料はかからないことがわかっていた)。誰かに言われて行くのをやめてしまったら、ずっと自分たちの気持ちが晴れないだろうなとも思った。こんな状況だったけれどハワイにいくことで、とても解放感を味わうことができたし、リフレッシュすることができたので良かったと思う。

リゾート地でゆっくりするという楽しみが少しわかった気がした。今後はこうしてゆっくりする選択を増やしていきたい。

その他の話題

トイル撲滅活動にリスペクトや感謝をしよう

もとよりトイルという単語自体の意味が苦役であるのだから、トイル撲滅活動つまり苦役に立ち向かう活動については簡単などと軽んじることは行われてはならない。と思う。

むしろ周囲からはリスペクトや感謝が返ってくることを期待すると、トイルと立ち向かった担当者としては思うのである。
SRE本にも、トイルによりキャリアの停滞や、モラルの低下が引き起こされると書いてある。燃え尽きという単語も見えた。
リスペクトや感謝を欠いている態度が続くと、担当者はさらに苦しむこととなり、学習的無力感を増していき、トイルを無視したり、退職リスクを高めることとなるのではないか。

トイル撲滅活動にリスペクトや感謝をしよう。

「敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法」読書メモ

チームで目的をそろえて何かを変えていくことに難しさを感じていたときに、O先輩からタイトルに有る本をおすすめしてもらった。読了して、結構面白かったので読書メモを残しておく。

メモ

超絶ざっくりいうと二項対立はやめようって内容だと理解した。きっとあなたは対立した相手のことも、コラボレーションについても誤解しているのでその誤解を筆者の実例をもとに解いていくぜ!という感じ。ちょこちょこと示唆に富む言葉が出てきた

序盤にあった深い言葉がこれだった。この言葉のおかげで以前より、どちらが正しいとかいうことはなくどちらも正しいと思うようになった。 - ニールス・ボーア曰く「卓越した考えはことごとく、その反対の考えも正しい」

ストレッチ・コラボレーションというのが筆者が主張する新しいコラボレーション手法のことだった

  • ストレッチ・コラボレーションにおける前進とは、実験しながらともに学ぶプロセス
  • コラボレーションの達成に取り組んでいる人々及び自分自身の意識へ注意を向けよ
  • 全体性の要求 ← ティール組織にも出てくる単語らしい
  • 切望している今とは違う未来に、敵対者が有益な何かをもたらす可能性を考慮に入れてはどうか。こうするためには、学び、過ちを犯す意識的な人間として私達は個々に自己を探求しなければならない。
  • コラボレーションが不可能だと感じるのは、私達がコラボレーションを誤解しているからだ
  • 問題が重要であるほど、見方の違いが大きいほど、コラボレーションが必要であり、難しくもなる
  • コラボレーションは必ずしも最善の選択ではない
  • 強制、適応、離脱、コラボレーションの4パターン

変化について触れているところが多かったのも印象深い。変化に関して自分は過激派な人間だということを理解しつつあるのだが、人は「変化させられることが嫌い」ということを重々承知する必要があるなと思った。 - 人は変化が嫌いなのではなく、変化させられることが嫌い

学びと変化に対して常にオープンでありたいものです

  • 価値観、考え、行動の変容を可能にするには学びと変化に対してオープンであることが求められる

以下も結構考えさせられた内容が多かった

  • 最善を善の敵にするな。正解は一つではない
  • 階層制度がある場合、私は正しくあなたは間違っているという信念は、私は上に立つにふさわしく、あなたは下で当然という思考に陥りやすい
  • 複雑で意見が割れる状況で協働する場合の典型的な出発点は解決策は何か、それどころか問題は何かさえも参加者間の合意がないこと
  • 従来型コミュニケーションは、単純でコントロールされた状況でしか機能しない
  • 状況を変えられるが、変化を一方的に起こせない場合かつ、変化をコントロールできない場合はストレッチコミュニケーションで問題の複合する状況に対処すると筆者は言っている
  • ストレッチコミュニケーションの要素
    • 協働する相手との関わり方。ストレッチしてチームの内外に存在する対立とつながりに対する先入観を捨て、受け入れ、対処する
    • チームでの取り組みの進め方: うまくいったり、前進する方法を一歩ずつ発見するためには、多くの考え方や可能性を実験しなくてはならない
    • 対処する状況に自分自身がどう関与するか、つまりどんな役割を果たすか: 状況にしっかり足を踏み入れ、自分自身が行動を変えることへの抵抗を捨てなければならない
  • 謙虚さは最大の美徳
  • 社会の多元性に対処する能力を高めることができればほかの問題にはいくらでも対処できる
  • 自分が厳しくあろうとするときには情け深くあろうとし、情け深くあろうとしたときに厳しくあろうとするという考え方もある。アンバランスを取り戻す動き
  • 大切なのは静的なバランスを保つことではなく、動的なアンバランスに気づき、それを修正すること
  • ストレッチ・コラボレーションでは取り決めや合意を交わす以上のことが必要になる。それは進行していく創発的なプロセスで、合意よりも行動が大きな意味を持つ。決定的に重要なのは、参加者が自由に創造的に行動でき、進む道を創造できる状況を作ることだ
  • (おそらくストレッチコラボレーションでの)成功とは、行き詰まりから脱して、次の一歩を踏み出すことだ
  • ストレッチコラボレーションでは計画を立て、合意し、実行する以上のことも必要になる。計画作成は一定の規律として役に立つことはある。参考程度にして、意味がなくなったら変更するかぎりにおいてではあるが。不確実性と論争のなかで前進することになる
  • コラボレーションの創造性を高める鍵は、協働者の聞く姿勢をオープンにすることだ
  • 対話には4種類あると仮定する
    • プレゼンシングは、特定の人や事柄には注目せず、より大きなシステムの視点から話を聞くやつ
    • 対話、ダイアログは、まるで相手の内部にいるかのような立場から共感的に、主観的に話を聞く
    • ダウンローディングは、他の話は聞かず、自分の話を確かにする内容だけ聞くやつ
    • 討論、ディベートは、外部から客観的に事実を述べる。この話し方は意見の衝突を招く
  • 太極拳の推手について
    • いかに手ごわく、屈しない敵だとしても、穏やかに対することができないということは、自分自身の行き詰まりを暗示しています

つまるところ、誰もゴールがわからない状況で行き詰まりから脱していくということに今自分は課題感があるようだ。まだ咀嚼しきれていないが、数年この読書メモを紐解くことになるなという直感を得たので読書メモという形で紹介した。よかったら以下からどうぞ。

amzn.to