僕らのライジングサン行きが決まったのは2月のことだった。NUMBER GIRLが再結成と聞き、周りや各方面の音楽好きがいてもたってもいられない状況になっていたり、自転車乗りながら泣く人もいたそんな2月だったと思う。
今回総勢28人でテントサイト(7つ)を抑え、札幌や現地で集合し、ライブを楽しみ、現地や札幌で解散するというとても楽しい旅をやってきたのでその記録をしとこうと思う。
北海道に20年以上住んでいながらライジングサンに参加するのは初めてのことだった。一緒に行く人にも初めての人が多く、準備に関してわからないことが多かった。同僚のdaiksyさんが毎年のように参加しており、かなりの知見を吸わせてもらうことができた。ありがたい。
ゲラゲラ笑いあったり、音楽に関して知らないことをたくさん教えてくれた同行者たちのおかげで異常に楽しめた。
前日と1日目
前日入りしていつもの石鍋亭で生ラムからモツ鍋に切り替えようとしてたタイミングで翌日のライジングサン1日目中止という連絡を受けた。すすきの全体が揺れていた。台風の影響だった。しかも1日まるっと中止するのはライジングサンの16年の歴史の中で初めてとのことだったらしい。当時のすすきのの揺れっぷりはこのまとめが詳しい。
https://matome.naver.jp/m/odai/2156587003484354401
NUMBER GIRLという求心力を失ってグラグラになった人たちが、向井秀徳ポイントに集まり向井秀徳ごっこをして撮影したり無許可で弾き語りが始まり大合唱するなどのことが行われていた。エネルギーや暇を持て余した人々で作り上げていた雰囲気は、なんだかとても楽しかった。
中止となったライジングサン1日目は悪天候ではあったけど定山渓で温泉に入り、磯金で魚介類を食べまくるなどしてこれまた楽しく過ごした。
2日目
僕はこれらのアーティストのライブを見た。結局テントで仮眠、休憩したのは合わせて2時間くらいで、ライブを満喫しまくるスケジューリングだった
- フジファブリック
- 崎山蒼志
- H ZETTRIO
- SOIL&"PIMP"SESSIONS
- GLIM SPANKY
- 銀杏BOYZ
- the pillows
見た中で一番良かったのはSOIL&"PIMP"SESSIONSだった。ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011と、2015年くらいに恵比寿のLIQUIDROOMでどちらもアツいライブを見たのだが、今回は特に聞いてる人の盛り上がりも自分の盛り上がりもすごかった。やっぱり社長すごい。アジテーションによるアゲみがMAXという感じがあった。SOILなりの素晴らしいアレンジでスパルタカスのテーマや、Moaninを演奏してくれたのだが、ジャズを少しかじってた身としてのテンアゲイベントだった。ここが最高潮。
フジファブリックは若者のすべてをやってくれたのが最高だった。崎山蒼志さんはテクとエモみと不安定さが共存しており大人たちが騒ぐ意味を一瞬で理解できた。GLIM SPANKYは渋さがましており安泰であったし、照明の完成度が恐ろしいほどに高く良いライブだった。さわお生で見られたのは感動。やっぱりロックスターだった。
当初の想像どおり、Dragon Ashを子守唄として聞きつつ仮眠して、ハミガキブースで歯磨きしていたらもう朝になっていた。
ライジングサンについて
夏フェスってこんなに涼しくていいんだなと思った。生まれ育った土地の気温変化のなかにある夏フェスすばらしい。想像の範囲内で気温がおさまってくれていた。ベタベタのドロドロにならないのは快適の一言です。
今後も参加できるとしたら気をつけたいことをいくつか書いておく
- 登山靴最高
- 上着は厚手のパーカーも、薄めのウインドブレーカーも両方用意しててよかった
- 長ズボンも必要。クライミングパンツ楽でよかった
- アウトドア用のハットで耳の日焼け防げてナイスでした
- タオル、Tシャツを多めに持ってたのもナイス
- サングラスはもちろん必須
- 日焼け止めは数時間おきに塗り直そう
- 半ズボン時のふくらはぎ塗り忘れに注意
札幌について
札幌くわしい人間として、同行者のみなさんの胃袋サポート業務をやっていた。良さを再確認した店もあれば、発掘できた店もあったので記しておく
- 石鍋亭は最高
- 磯金もよかった。欲を言えば、てっちゃんで異常な舟盛りを見ておかしなテンションになりたかった
- 月と太陽良い
- 直伝屋が円山に移転してて衝撃的だった
- ミルク村だいたい喜ばれる
- 北光園安くてうまい。京城屋やってなくて頑張って探した甲斐があった
ライジングサンにも、札幌にもみんなで行けてよかった。また行きたい。