LOCAL Community Summit 2019を主催しました

イベント概要

LOCAL Community Summit 2019(以後LCS2019と表記します)というイベントを1/19(土)に行いました。 これです。

local.connpass.com

過去に2回実施しており、2年ぶり3回目の開催となりました。

blog.hokkai7go.jp

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一般社団法人LOCAL(以下、LOCAL)という、「北海道の技術者コミュニティを盛り上げよう」という目的の団体の理事をやっていて、東京でもイベントやろうよ!って趣旨のものです。

イベントの説明はこんな感じです。

LOCAL Community Summit (LCS) は、

地方のエンジニアやコミュニティの取り組みを、地元だけではなく東京でも発表してみよう!
私達の地域の楽しさを、他の地域のエンジニアにも伝えよう!
地元を離れ首都圏で活躍しているエンジニアや、いろんな地域のコミュニティと繋がろう!
というテーマのもと、一般社団法人LOCALが北海道を飛び出し、東京で開催しているIT系勉強会イベントです。

今回は札幌地域へのU・Iターン促進イベント #みんなの札幌移住計画4 との同時開催で、「コミュニティ運営とエンジニアとしての成長」などをキーワードに、多彩なゲストをお招きして開催します。

札幌市への移住イベントとの同時開催という形でした。ちなみにLOCALは北海道の技術コミュニティに着目しており、札幌だけが北海道ではないと日々思いながら活動しています。もちろん、札幌は大好きです。

今回の特色

今回は、明確には募集ページには書いてないのですが、セッションごとにそれぞれセッションオーガナイザー的な人を置き、テーマぎめから登壇者確保までをやってもらう形にしました。後述する941さんの登壇内容から聞いたのですが、MANABIYAさんのカンファレンスでは、明確にセッションオーガナイザーが置かれていてオーガナイザーごとにその枠の取りまとめを行う形になっているそうです。それ、いいな。主催者の負担はできるだけ下げたい。

担当したセッション

僕は実行委員長役とSession1,2を担当していて、僕がどうしても直接聞きたかった人たちにお願いすることにしました。そーだいさんの「私とコミュニティと生きる道」という話と、941さんによる「エンジニアに愛される技術イベントを運営するために必要なもの、それは愛」という話です。どちらも自分の思っていたとおりにいい感じになって開催者冥利に尽きる感じでとてもありがたいですね。

そーだいさんセッション

soudai.hatenablog.com

ブログにも書いてもらっていました。激エモですね。私信ありがとうございます。真面目なことも書くと、LOCALという仕組みは先駆者が作ってくれた良い仕組みだと思っていて、他の地域でもあると良さそうと思っています。簡単に言うと北海道における技術コミュニティをつなぐというメタなコミュニティです。コミュニティ同士をつなげるというの、その地域を盛り上げるために意味があると思うんですよね。そのうえで、北海道と他地域をつなげようというのがLCSのやりたいことなのでした。京都に移住したこともあり、関西コミュニティとの出会いが少しずつあるので、また何かやりたいかもなと思い始めています。

それな。すごくわかります。

そう。コミュニティって、あなたなんですよね。この話を明確に説明しているとても良い記事があります。るびまという、Rubyist向けのマガジンには巻頭言があり、このようなことが書いてあります。とても好きな一文です。

コミュニティとは誰か。もちろん、あなたのことだ。あなたがコミュニティであり、 それ以外にコミュニティはいない。あなたのような人々の集まりを、コミュニティと呼ぶのだ。

コミュニティの新陳代謝についても触れられていて、思うところが多いセッションでした。

941さんセッション

941さんはこうおっしゃってるんですが、実際少し早めに終わったものの会場も盛り上がっていて質問がじゃんじゃん出てきていてとてもよい空間でした。何を思って、どういう苦労をして技術イベントをやっているかという話を、まさにイベントを主催している最中に聞けてとてもよかったです。

このtweetがいちばんきれいにまとまっていてありがたい感じです。絵文字って大事。

飲み会の幹事から始まり、1000人以上の規模にもつながるとはすごいですね。

はい!わかりました。

ほかセッション

ほかセッションについては、onodesとT_akmsが担当してくれました。 suzukiさん、jkudoさん、T_akmsの三人はよく知っていると思っていたけど、全然知らない興味深い話がでてきていて面白かった。特に、エンジニアのためのマネジメントキャリアパスを読んだ後だったからか、suzukiさんのキャリアパスに興味津々だった。

富良野から来ている、@tomio2480 (FuraIT)の話は年々凄みを増していて良すぎました。旭川富良野で学生さん向けのIT勉強会をやっている方です。

やっぱり後から見直しても何を言っているかわからないが、技術よりも場と人脈をつないでいくのが大事というのはとてもよくわかります。

話のつかみで豚汁の話が飛び出して、どんどんコミュニティの話になっていき、気がついたらめちゃくちゃ示唆のある話が押し寄せてきて、なるほどこれは現代落語のようなセッションだなと思いました。

学生に対しても、「僕は明日いなくなる。」と伝えてコミュニティ運営をしているのってすごいことだと思いませんか。常に属人性排除に向けて手を打つことを言っているわけでしょう。なかなか真似できない。この話を聞けて本当に良かった。

LT

OSC北海道参加者の方々は知っているかも知れない、sakuraさんがとてもありがたいLTをしてくれました。月並みかもしれないけど、自分の言葉で感謝を伝えられるのって大事なことだなと思いました。

LT枠埋まるかどうか心配だったのですが、結局5枠すべて埋まりありがたかったです。

合同企画

#みんなの札幌移住計画4合同企画「とことん、私とあなたの札幌移住計画」
#みんなの札幌移住計画4合同企画「仮想札幌市長選」

という2セッションを、合同でやっていただきました。実際に移住した人がLOCAL理事にもいて、彼らも登壇して移住についての質問に答えるというセッションがありました。実際の声が聞けるのはやはりとてもいいことですね。そのうえで、失敗についても語られていて良かったです。

さいごに

大規模イベントではないものの、やはりイベント運営はとても不安になることを思い出しながらやっていました。でも当日を迎えてみると、準備しっかりしたことや、人に任せることが少しずつうまくなってきたのか負担が下がったこともあり、やってよかったという気持ちがギュンギュンと出てきているところです。2018年末の引越から、ここまでの破滅したスケジュールをなんとか事故無く終えることができてとても安心した気持ちです。次回があれば参加したいとか、これまでやってきたことへの感謝をもらえるとか思っても見なかったので、続けてみるものだなーと思ったのでした。何より、参加者や関わった人たちが楽しそうにしている様子を見られたのがよかった。