上記の本を読んだ。
感想
キャリアをスタートし、誰かにマネジメントされるところから経営幹部に至るまでを丁寧に解説していた良書だと感じた。これまでエンジニアとして働き、上司にマネジメントされるなかで感じていた腹落ちできていないことについても考えを整理するのに必要なだけのインプットをもらうことができた。
特に強く印象に残ったところ
良い悪いに関わらず上司からのフィードバックはきちんとメモしておいて、自己評価を書く際に活用しましょう
これは忘れがちでなかなか実践できない。slackの分報やプライベートメッセージにメモしておくのが良いと思われる。これをうまく実践できると評価面談のための資料を作るときに役立つ。
学習や成長に役立つプロジェクトを見定め、それを担当させてくれる上司は最高
わかる。それな。後輩とかがどんなプロジェクトを受け持つかというのも、この上司視点で見るととても示唆がある。その上司と担当させた理由について個別に話すのも良い体験になる。マネジメントのための素振りだと僕は思っている。
優秀なテックリードになるためのコツ、実際のプログラミングの作業からあっさり一歩引き、技術面での貢献とチーム全体のニーズへの対応のバランスを取る努力を惜しまない
テックリードの果たすべきプロジェクトプランナーとしての役割は、作業をデリバリ可能な単位に大まかに分割するというもの
なるほどねと思った。この本のおかげで、テックリが何をするのかをわかってきた気がしてありがたい。
ブリリアントジャーク(brilliant jerk)「エンジニアとしては格別に優秀だが、実に嫌なやつ」
ここでは多くを語らないけど、みんな読んでおくと良いと思った。まさにこの通りじゃん、という経験があり、いやはやひどかったですねと思わざるを得なかった。
最後に。割とこういう状況見たことがあるけども、本書では辛辣な感じに書いてあった。
「取締役会のテーブルに席がなく、会社の直面する事業上の難問を把握していないCTOに、技術部門を主導してそうした難問を解決することなどできるはずがありません。」
— 禁酒0日目 (@hokkai7go) November 6, 2018
とのこと。エンジニアのためのマネジメントキャリアパスより